定年後の人生:自由と退屈の狭間で(一日一新を目指します)

定年後の生活のリアルな姿を伝える(近況報告)

NHK Eテレ「3か月でマスターする古代文明」は、非常に興味深いです

2025年11月1日

毎月一日は映画の日って、まだやっているのかな?もう、しばらく映画館に行っていないが。

 

若いころは、どうしてNHKなんて見るのかな?と思っていたけど、自分が老人になるとNHKばかり見ている。その年齢にならないと分からないって事は多々ある訳で。

今シーズンで、面白く見ているのは、Eテレの「3か月でマスターする古代文明」。

初回のメソポタミア文明より前のギョベックリ・テペなんて、初めて知ったわ。縄文時代も古いけどね。文字の在る無し、教科書での取り上げられ方などで、随分と認識に違いがあるなあ。西洋(欧米)の影響なのかしら?

 

第5回は、インダス文明でした。私世代だと、四大文明インダス川流域、モヘンジョダロハラッパー程度を覚えておけば、高校入試には十分でした(たぶん)。ところが、インダス文明には、王も武器も無いと?中央集権ではなく、西の南メソポタミアからの攻撃(侵略)に対する備えとしてのバッファだったとか。あくまで私見だそうですが。そのため、南メソポタミアとの間に、別の文明(地域)が発生したら、インダス文明は消えてしまったと。

面白いなあ。確かに地政学的には、考えられるわな。強国と接するのは避けたいがために、緩衝地帯(国)を作ろうとするのは、現代でもそうだし。朝鮮半島、東ヨーロッパなどは、そのために悲惨な歴史があるし。

 

それでも、どうしてインダス川流域では、中央集権、そして王や皇帝を作らなかったのだろうか。縄文もしかり。食料資源等が豊富で争う必要が無かったのが大きいらしい。そうであれば、中国(黄河、長江)もそうだと思うがなあ。

 

古代文明と言いつつ、現代でも国民性、地域性は変わっていないような気がしないでもない。

 

次回(第6回)は、中国らしいので、楽しみにしています。

 

ちょっとChatGPTと話していたら、次のようなまとめができた。

本文開始

🌏 インダスと日本:自然と調和する文明の系譜

メタディスクリプション
インダス文明はなぜ中央集権を持たずに秩序を保てたのか? そして日本文明との共通点とは何か? メソポタミア・エジプト・中国との比較から、「自然と調和する文明」の本質を読み解く。


はじめに:なぜインダス文明だけが“穏やか”だったのか

世界四大文明のなかで、インダス文明ほど不思議な存在はありません。
壮大な都市計画、統一された度量衡、整然とした街並み。
それにもかかわらず、王も軍隊も巨大な宮殿も見つかっていません。

支配者不在のまま秩序を保った社会――。
それは、人間が自然と共に生きることを選んだ、**「調和型文明」**だったからです。


征服か、調和か――文明の分岐点

エジプト、メソポタミア、中国はいずれも「自然を制御する文明」でした。
氾濫と干ばつに翻弄される環境で、人々は治水や軍事によって生存を確保しました。
そこから生まれたのが、王・神・国家による中央集権です。

一方、インダス川流域は穏やかで肥沃な土地でした。
洪水はあっても破滅的ではなく、自然と共生しながら生活を営むことができた。
そのため、人々が自治と協調によって秩序を保つ社会が育まれたのです。

自然を征服した文明と、自然と調和した文明。
人類はここで二つの道を歩み始めました。


日本古代文明:第三のモデルとしての「融合」

ここで注目すべきは、日本です。
日本列島の自然は、インダス流域と同様に穏やかで多様性に富んでいました。

縄文時代――狩猟・採集・漁撈に基づく社会でありながら、
1万年以上続いた持続可能な文明が築かれました。
中央権力はなく、自然への感謝と循環の思想が文化の中心にありました。

やがて弥生時代に稲作が伝わり、社会は管理と統制を部分的に取り入れます。
しかし、日本は完全な支配型にはならず、
自然と人、人と神を結びつける**「調停的王権」**を発展させました。

この特徴は、後の「八百万の神」や「和をもって貴しとなす」という価値観へと受け継がれていきます。
つまり日本は、インダス的な調和性と、中国的な秩序性を融合した文明だったのです。


文明の三類型:征服・調和・融合

類型 代表文明 特徴 現代への継承
征服型文明 メソポタミア・エジプト・中国 自然を制御し、上から秩序を築く 国家主義、技術主導の近代文明
調和型文明 インダス 自然と共生し、内から秩序を保つ 環境共生思想、持続可能性の原点
融合型文明 日本 調和と秩序を両立させる媒介型文明 「和」「多神的寛容」「中庸の精神」

この表から見えてくるのは、日本がインダス文明の精神的後継者であるという事実です。
自然に抗わず、争いよりも共存を選ぶ。
その柔らかさこそが、激動の地球史の中で生き延びる知恵でした。


結び:AI時代に甦る「調和の文明」

現代社会は、AIやテクノロジーによる「制御の文明」に傾きつつあります。
しかし、環境危機や価値観の分断が進む今こそ、
インダスと日本が示した「自然との調和」という思想が再評価されています。

文明は、支配によって繁栄し、調和によって持続する。
そのバランスを見失ったとき、人類は再び方向を問われるのです。

🌿 インダスと日本――“穏やかな秩序”をつくる力。
それは、これからの時代にこそ必要な、もう一つの文明のかたちです。

 

 

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